前々からyoshiを連れて行く予定だった、
千葉山ツアーを敢行してまいりました。
しかしもはや200kmを自走で行く気は起こらず、起点は海南市とする。
平坦なら42号を海周りで、山なら424号や県道18号の海南高原とかで。
まあ吉野GFへの脚作りってことで、ここは山ルートを選択。
より走りやすい424号で黒沢牧場を目指す。
緩やかな登りと広めの道幅、400番台とは言え、流石国道。
調子の悪さは否めないものの、滝汗にまみれながら黒沢牧場へ。

なが~い下りは紫陽花を眺めながら、ゆったりと。
町中のくすんだ紫陽花と違って、どの色もビビットで濃い山間の緑のアクセントにちょうどいい。
下りきった、道の駅「明恵ふるさと館」で小休止。
焼き鳥の屋台はまだ開店しておらず、yoshiは地元野菜と果物に夢中。
ここから480号に入って、あらぎの里へ向かう。
ががが、このあたりから本格的に調子が悪い、というか体に力が入らない。
ハンガーノック?熱中症?どれも違うなぁ。。。
体幹が緩んで締まらない感覚、ダンシングがブレる、粘りが出ない。
見かねたyoshiが前に出て、ペースを作るものの、それでも付いて行けず速度を維持出来ない。
面目ねぇなぁー、すまねぇなぁー。
休憩がてらに二川ダムでダムカードをゲット。

さすが元ダムダム団のyoshi、ダムカードで嬉しそうだ。
このダムの高さにクラクラして、私は手すりから一瞬たりとも、手を離せませんでした。
予定より少し遅れつつもあらぎの里へ到着。

田植えも終わって静かな棚田。
点描画のように、稲の間隔が緑の濃淡になっているのもワビサビでよろしいかと。
ここから来た道を戻ります。
休憩してもやはり調子は戻らず、yoshiの引きで『
清乃』までノンストップ。
腹を減らして腹を立てているyoshiの引きは、なかなか鬼気迫るものがあります。
毎度毎度、食い物で揉めている我々です。
しかも一番混んでいる時間帯に来てしまったようで、30分ほどおとなしく並ぶ。
んで、ラーメンを食す。

ラーメンも美味しかったですが、ここでボトルに詰めてもらった、氷水が一番美味かったです。
ごちそうさまでした、お水ありがとうございました。
店を出ると、太陽はいよいよ中天にあり、もう暑さも盛り。
我々は今から
千葉山に行こうって言うのが、なんだかバカらしくなってきました。
ま、融通が利かない性格なんで、ここはバカ正直に予定通り、
千葉山登坂開始。
案の定、調子が戻らない私はインナーローで、自転車にしがみついているような心持ちで
yoshiの後ろをフラフラと進む。
yoshiも同じように、南向きの斜面の照りつける暑さに悪態をつきながら、同じような速度で進む。
肩甲骨のあたりの汗が白くなって、羽のように見えたのは暑さのせいか気のせいか。
途中で日陰を見つけて休憩しながら、風車のもとへ。

風車よ、私は帰ってきた。
へたり込む二人の頭上には大きな羽の影。
ここから海南高原へ抜けるルート。
途中に自販機が1基あったのだけれど、これがなくなっているなんて。。。
これがケチのつきはじめ。
登り返しが長いキツいと怒られ、抜け道の路面が悪いと半泣きされ、
聞いていたルートと違うとなじられ、
後ろで平地の魔女の放つ負のオーラはもう魔女というか悪魔の禍々しいそれ。

羽は羽でもどうやら悪魔の羽だったようです。
120km、1700m余りでしたが、調子の悪さも手伝ってなかなかハードな行程でした。
有田で温泉に入って帰りましたが、帰りの道中にて夕飯で揉めたのは、もうお約束というほかありません。。。