盛大に寝坊する。
セットしておいた記念品の目覚まし時計は沈黙したまま。
もしかしたら鳴って、知らないうちに止めたのか。
あやふやなまま、乾電池を入れ替える。
試しに鳴らしてみると、びっくりするくらいの大音量で鳴る。
うん、これで少なくとも止めたか止めてないかははっきりするはず。
だもんで、昼前にフラーっと自転車に乗る。
先日直ったはずのクランクあたりの異音がぶり返して
不愉快なことこの上なし。
天野未舗装素敵街道を抜けて、金剛寺から170号を西へ。
ダンシングすると鳴ったり鳴らなかったりする
異音にテンションだだ下がり。
内畑から
牛滝方面へ向かうも、終点まで行かず
射撃場から塔原バス停へ。
このあたりからもうお腹が減って辛抱たまらん。
いつもなら、なにかしら入っているバックポケット真ん中にも
今日は入っておらず、不覚。
葛城山塔原ルートも途中で辞めて、下りだす。
下って下って東岸和田まで出て、カレーにありついて、やっと人心地。

女性オーナーが一人で切り盛りしておられた。
豚バラのカレーは舌に優しいのにスパイシーで毛穴に直接効く辛さ。
豚バラはほろほろと口溶けの良い肉感と、旨味がギュギュっと詰め込んだ感じ。
それより自家製ジンジャエールが非常に困る、というか不思議。
白濁した見た目に炭酸なしなのに、炭酸以上に舌で弾ける生姜の味わい。
これを美味いというほど、長年親しんだジンジャエールの固定概念から抜けだせず
さりとて、不味いというほど私のジンジャエール的経験値は高くない。
好き嫌いの判断を留保するこの味わいはどうなの?どうなの?
幾ばくかの納得の行かなさに後ろ髪ひかれながら帰路を北上。
Breadioのバゲット焼き上がり15時にちょうどいい時間だったので
浜寺公園へ寄り道して、バゲットをピックアップ。
スタッフも増員されたようで、毎回活気を増していて喜ばしい限り。
カレーもパンも細腕繁盛記的なストーリーが見え隠れすると
やっぱりなんとなく足が向いてしまうし。
ま、それはそれで思うつぼなんだろうけど、いいやね、それで。

70km。